住宅の防犯対策で効果的な方法とは?
2024年9月から闇バイトによる強盗殺人事件、強盗事件が関東エリアを中心に多発しています。
連日、テレビで放送していますが具体的な防犯対策・強盗対策については殆ど素人には分かりません。
これからの時代は自分の身は自分で護る。そして防犯対策はしっかりと行なう事が重要です。
こちらのページでは、防犯対策の専門家が誰にでもできる防犯対策のポイントをお伝えします。
また、当団体では環境に応じた診断基準で防犯診断を行い侵入被害等を防ぐ効果的な防犯対策をご提案しています。
戸建住宅やマンション、学校・店舗・病院等で防犯診断を行いますのでお気軽にお問合せください。
闇バイトに人が集まる背景とは?
昨今の関東圏での闇バイトによる強盗事件、強盗殺人事件にはかなりの衝撃が全国に走りました。
現在もまだ続いています。今回はこの事についてお話しします。
なぜ若者はこの闇バイトに応募するのか考えてみましょう。
現実コロナ禍でかなりの学生や若い世代も含めて苦しい生活状態と行動制限が続き、バイトも学校も会社にも行けない状況が重なりました。
アルバイトも出来ない、行動制限、在宅ワーク等が続き生活に困窮したことを友人からも聞くことが出来ました。
在宅が増えたことで、スマホを使いネットカジノやギャンブル性の高いゲームで高額の資金をつぎ込んでしまったのです。
そしてその苦しい生活から逃れるために、SNS等で拡散されていた簡単にお金が入る等の情報を鵜呑みにして悪に手を染めてしまいました。
その一つがコロナの影響を受けた個人事業主や事業者の救済措置の不正給付金の受給です。
不正に給付金などを申請した若者のことがニュースに取り上げられたことも過去にありましたので皆さんもご存じだと思います。
これは情報弱者が陥る罠です。本来ならば自分自身の判断で不正と判断は出来たはずですが「友達の紹介案件」「SNSの高額バイト」などがクチコミで溢れていたコロナ禍でした。
返済に困った若者やお金が欲しい、楽に稼げるなどのうたい文句でSNSの広告や偽アカウントに誘い込まれるのです。
そこに罠が有っても判断がつかない、その現在の自分の状況が切羽詰まっていることで藁をも掴む思いで「高額現金日払いや、日給3⁻5万円の簡単なバイト」、闇バイトに応募して抜け出せなくなるのです。
何故抜け出せないのかと思うかもしれませんが・・・・
それは個人情報を取られ(身分証明書や免許証コピー等)応募者にもしもその仕事を断ると家族などに被害が及ぶと思わせる、追い込みをかけるのです。
反社会勢力やハングレ集団等の餌食になるのです。
やらないと自分が追い込まれる、家族や恋人、パートナーが犯罪に巻き込まれる。被害者になることを恐れて実行犯になるのです。
以上が、若者を中心に安易に闇バイトに応募して犯罪に手を染めてしまう主な背景です。
住宅の防犯対策で重要なポイント
現在、戸建て住宅の防犯対策について相談が増えています。
2023年の1月にルフィ事件が起きてテレビ放送が全国に流れ世間を震撼させました。
その時に地元テレビ局からの依頼で戸建て住宅の防犯診断を行いました。
<その時の様子がこちらです>
そして2024年9月から闇バイトによる強盗殺人事件、強盗事件が関東エリアで10件以上多発している状況です。
連日連夜テレビ放送で流れていますが具体的な防犯対策、強盗対策については殆ど素人には分かりません。
防犯対策の専門家、防犯セミナー講師の防犯設備士の立場で誰にでもできる防犯対策のポイントをお伝えします。
これからは、いつ誰がどこで被害者になってもおかしくない時代です。
狙われるのは戸建て住宅ばかりではありません。店舗や会社も狙われる可能性があります。
警備会社の警備システムも選択肢の一つですが、駆け付ける安心よりも犯罪者に狙われない住宅を創ること、犯罪者がターゲットから外す事務所を創ることです。
その為には先ず犯罪者に情報(個人情報など)を流出させないようにすることが最も大切です。
防犯対策の重要なポイント
- 窓には防犯フイルムか防犯ガラスを導入する。
- 窓に鍵付きの補助錠を取り付けける。
- 防犯カメラを取り付ける。
- 戸建て住宅は特に防犯砂利を敷地内に撒く。
- 玄関と勝手口にガードプレートを取り付ける。
- 足場状のモノがないかを確認する。
- 専門家の防犯対策アドバイスを受ける。
こちらは透明のガラス用と凸凹ガラス用(スリガラス等)の2種類がありますので注意が必要です。防犯ガラスは犯罪の手口を想定したグレードがあります。メーカーによってそれぞれ特徴もありますので専門家にお尋ねください。
これらも重要な防犯アイテムです。見える位置につけるか見えない位置につけるかは専門家に相談してください。住宅の見え方によって変わります。
しかしながら防犯カメラ設置だけではだめです。なぜならカメラがあったとしても目出し帽や帽子を深くかぶっての犯行や見目らを無視しての犯行が最近増えていることがとても気になり危険です。それに前もって断線させたり、カメラの角度を変えられると肝心な時に見えないので役に立ちません。設置場所やカメラの特性も考えて選定が必要です。
同時に夜間に音が鳴るような仕掛けが出来るともっと効果的です。窓の防犯対策でも防犯ブザーを取り付ける事も防犯上とても重要です。その時には窓に防犯ステッカーを貼るのを忘れずに行ってください。
玄関と勝手口にはバールにも抵抗性のあるガードプレートを取り付け、同時に鎌錠等の特殊なカギ(錠前・内鍵)を取り付けること。今からの時代は外出時よりも在宅時の犯罪を防ぐ事を考えることです。
二階建ての住宅は二階に侵入されないか、足場状のモノがないかを確認することです。もしも足場になるものがあれば要注意です。
専門家に犯罪者の目線で防犯対策アドバイスを受けてください。防犯診断等のサービス(有料)を受けて住宅の弱点を専門家に聞きご自身が判断して予算決めて防犯対策を行うことが重要です。
※以上のことを参考に防犯力UP、防犯対策を行ってください。
防犯診断のご提案(診断基準と内容)
防犯診断では、建物の状況や周辺の環境に応じた防犯対策を具体的にアドバイスします。
犯罪者の行動パターンや犯罪心理に基づいて・・
- 住宅侵入に遭いにくくする方法
- 侵入し被害に遭いやすい個所の確認
- 泥棒が嫌う家づくり
など、防犯診断の結果を基に報告書を提出して、具体的な防犯対策をご提案致します。
また、防犯診断と同様に公共施設や学校、児童の通学路等の安全診断・防犯アドバイスも行っています。
防犯対策に限らず、事故や事件などのリスクもあぶり出して的確に診断アドバイスを行います。
防犯診断の診断基準例
防犯診断の診断基準は、建物の状況や建物周辺の環境で確認項目が変わってきます。
実際の防犯診断では、その審査項目ごとに確認と評価を行い防犯診断報告書を作成・提出します。
一戸建住宅の防犯診断項目(一部抜粋)
- 外回り
- 門
- 玄関
- 勝手口
- 掃き出し窓
- その他の窓
- ベランダ
- 生活総合
「建物の外周に足場となるようなものがないこと」等の12項目
「建付も含め堅牢であること」等の4項目
「ワンドアツーロックになっていること」等の8項目
「ガードプレートが付いていること(こじ開け防止)」等の7項目
「雨戸・シャッター等が付いていること」等の5項目
「窓には面格子等が付いていること」等の8項目
「隣家から容易に侵入できない構造であること」等の4項目
「地域の防犯意識と対策(近隣住民へのお声がけ)」等の10項目
※以上が、一戸建住宅で防犯診断を行う場合の診断基準項目です。
その他、マンションやアパートなど、建物の状況や周辺の環境に応じて診断基準を設けています。
防犯診断報告書の一例
防犯診断報告書のサンプルとして、アパートの防犯診断報告書(総合評価部分)をご紹介します。
防犯対策Q&A
防犯対策のQ&Aです。質問部分をクリックすると答えが表示されます。
泥棒に狙われやすい住宅の主な特徴としては・・
- 公園の近くにある住宅
- 女性だけ、高齢者だけの住宅
- ブロック塀や植栽が高く見通しの悪い住宅
- 近くに空き地、空家がある住宅
- 工事中、または隣家が工事中の住宅
- 留守中の時間が多い住宅(近隣を含め)
- 段差のある住宅(道路面より高くなっている)
などが挙げられます。
泥棒が最も活動する時間帯は?
- 空き巣:10時から15時の5時間
- 忍び込み:深夜1時から4時の3時間
泥棒は人目につくことを何よりも嫌がります。
以下の「4種の神器」を活用するのが最も効果的です。
- 音
- 光
- 時間
- 目
大きな音を出す、庭に音が出る砂を敷く、防犯ブザーを鳴らす。
玄関や勝手口に灯かりをつける、センサーライトを取り付ける、夜間は門灯をつける。
窓やドアに丈夫な防犯対策を!泥棒(空き巣)の7割が侵入に5分以上かかると諦めます。
近所の複数の目で防犯力向上、インターホンをカメラ付きに変える、防犯カメラを活用する。
※被害に遭われた方の自宅の検証結果や防犯診断の実績から導き出した独自の見解です。
防犯診断のお問合せ先
当法人では、戸建住宅やアパート・マンション、学校・店舗・病院等の防犯診断を行っています。
防犯診断では、建物の状況や周辺の環境に応じた診断基準をもとに確認を行い、防犯診断報告書を作成・提出します。
防犯診断の依頼やご相談は、下記よりお気軽にお問合せください。
侵入被害等を防ぐ具体的な防犯対策をご提案致します。