防犯教室・体験型子ども防犯教室とは？

防犯教室で防犯力をアップする方法とは？

防犯教室で防犯力を高める具体的な方法をご紹介しています。

今後の日本は、超高齢社会を迎えて地域の目や地域コミュニティが低下することが予想されています。

そのような社会状況の中で、子供たちを犯罪から守る為には「子供自身の防犯力を上げる事」が大切な要素になります。

「犯罪者を寄せ付けない、近づけさせない」為には、子ども自身の防犯力の向上が必要不可欠です。

こちらのページでは、防犯教室の新しいカタチ「防犯スポーツ教室」についてもご紹介します。

防犯教室とは？

文部科学省によると「防犯教室」は次のように定義されています。

防犯教室とは、外部の専門家等による、子どもを対象とした専門的指導である。保護者等が子どもとともに参加する場合もある。

出典：文部科学省スポーツ・青少年局

防犯教室の開催にあたっては、学校や家庭、地域との連携が重要になります。

なぜなら、子供たちの活動範囲を一番把握しているのが学校や家庭、地域だからです。

保護者や学校の不安・心配の多くは通学路における安全や防犯見守りです。

通学路や公園等、犯罪が起こりやすい場所を日常的に安全点検を実施する。

そして、その情報を関係者で共有することで、防犯力が向上して防犯教室を有意義なものにします。

防犯教室が必要な背景

警察によると、2016年の13歳未満の子供が被害者となった刑法犯の被害件数は1万7,252件でした。

前年度と比較すると2,854件（14.2％）減少したものの、罪種別では「略取誘拐」や「強制わいせつ」の割合が高く、さらなる対策が求められています。

その対策の一環として、警察では犯罪を未然に防止する為に、学校と連携して学校や通学路等における子供の安全確保を推進しています。

防犯教室の狙い・目的

防犯教室を開催する主な目的（狙い）は、子供たちや家庭、学校の防犯意識の向上です。

子供たちには、犯罪被害を回避する能力を向上させ、防犯力を上げることを目標にします。

学校や保護者の方には、子供たちに対しての防犯教育の方法や進め方を習得する機会になります。

防犯教室を防犯力向上の効果的な機会にする為には、学校や家庭そして地域との連携が重要です。

防犯スポーツ教室とは？

防犯スポーツ教室とは、鬼ごっこやかくれんぼの遊びの要素とレクレーションスポーツの要素を取り入れた体験型防犯教室です。

2011年に当法人（NPO法人安全安心まちづくり研究会）、警察官、スポーツトレーナーと会議を重ね協議して出来たのが防犯スポーツ教室です。

身体を使った防犯講座と声を出して逃げる講座など、親子で学べる実践的なプログラムが特徴です。

防犯スポーツ教室の様子

防犯スポーツ教室の内容

これまでの子供向け防犯教育は座学で行われることが多く一般的な方法でした。

不審者に対して全国的に使われている標語『いかのおすし』を使って説明する防犯教室です。

しかし、座学中心の防犯教室では子供たちの興味や関心を継続させることが難しく、興味を持ってもらう為に様々な方法が検討されてきました。

その課題を解決する方法のひとつが当法人で行っている「防犯スポーツ教室」です。

防犯スポーツ教室には4つのポイントがあります。

「素早く逃げる・大きな声を出す・断る！・諦めない！」です。

子ども自身の防犯力の向上が犯罪者を寄せ付けない、近づけさせない最大のポイントです。

その為に、防犯スポーツ教室では「逃げ方と距離の取り方、警戒動作」を重点的に教えています。

具体的には、10種の防犯ゲームを考え年齢や性別を考慮してカリキュラムを組んでいます。

防犯ゲームの内容の一部をご紹介すると・・

1. しっぽ取りゲーム
2. ジグザグリレー
3. ランドセル鬼ごっこ
4. スイッチバック
5. ビーチフラッグタッチなどです。

子ども達が楽しく命を守る行動を学ぶために飽きのこない防犯対策のゲームです。

※特別学級の子ども達や身体的障害を持つ子供たちにも体験してもらえるプログラムも用意しています。

防犯スポーツ教室の主な実績

防犯スポーツ教室は、防犯とレクレーションの要素を取り入れた体験型防犯教室です。

子供たちの防犯力UPを目的にしたプログラムで、体を動かしながら楽しく学ぶことができます。

防犯スポーツ教室は、保育園・幼稚園の子供たちから高校生までを対象とした防犯教室です。

保護者や学校関係者の皆様にも、子供たちと一緒に楽しく学べる内容になっています。

子供たちの防犯力がUPする「防犯スポーツ教室」は、2020年2月現在で700回以上開催されており、30,000人以上が体験しています。

防犯教室の開催をご検討中の関係者の皆さまは、お気軽にお問合せください。

福岡県を中心に全国で実施しています。